ようやく完成しました。
2008年 12月 02日
Bovirkeの46番とNiels Vodderの53番。
名作53番、今回の張替えを依頼したキルト工芸さんから今までの張替えをした53番の中でフレームのコンディションが一番良いと言っていただきました。
フィンユールの椅子に興味をもって以来、Niels Vodderの53番はいつかチャンスがあれば購入したいと思っていました。
どうせ買うなら日本国内でさがすよりも、デンマークで探すことを楽しみながら、時間がかかってでも見つけて輸入したいと思い、ようやく出来上がりました。
この椅子、とくにフィンユールのデザインの特徴はやはりアームの処理でしょう。
張地もすべて手縫いで仕上げています。
鳥の羽や口ばしの様な美しい形。
このアームの彫りも左右を触り比べてみるとやはり若干の差があります。
見ただけではわからないほどの違いです。
今回、53番の張地はオランダのChivassoという生地を使いました。
北欧スタイルNo.9 フィンユール特集の53番と同じものを使いました。
こちらのBovirke46番はビーチフレームです。
2脚とも中身のクッションにはオリジナルの椰子の繊維をほぐして乾かして再利用しています。
46番もやはりアームの美しい仕上げが特徴です。
Bovirkeの46番の生地はデンマークのものを使用しました。
ビーチのフレームに映える様な色目を探しました。
座面の下で交差しているフレームが特徴です。
ニールスボッダーの名作45番の様な雰囲気がありますね。
これも手縫い仕上げで、背の部分は袋状の仕上げです。
張地の止めもタッカーではなく、ちゃんと釘止めになっています。
明日は飛騨高山にあるキタニさんの工房を訪れます。
いろいろ見させていただこうと思います。
またブログにアップしますのでお楽しみに。
フィンユールでもこの時代の物が、一番気に入っています。