不屈の名作~第3話~
2014年 10月 29日
今回は、
THE REAL McCOY'S
“N-1 DECK JACKET”
当時やはり花形は目に見える形で戦果を挙げるパイロット達である。
華々しく活躍する彼らの影で、
デッキクルーは滑走路にこびり付いたタイヤのカスを弾き、
戦闘機から漏れるオイルをデッキブラシで拭い続ける。
エースは伝説として語り継がれ、縁の下の力持ちに的クルーの歴史は形には残らない。
しかし彼らの働きがあってこそ空母は海の要塞として第二次大戦の主役だったのです。
そんな歴史の影となったクルーを支えたのが、このN-1ジャケット。
第二次世界大戦から朝鮮戦争までの長期間、
米国海軍所属のデッキクルーに正式装備として支給されたジャケットである。
コットングログランのアウターシェルは遮風性と防水性に優れ、
アルパカのライニングは防寒性抜群!
50年代に入るとアルパカ/ウールのライニングが主流となり、
現行で復刻&モチーフにされているものもウール混紡が殆どですが、
マッコイのものは40年代のアルパカ100%仕様!
チクチクしないので、
中が薄着でも抜群の着心地☆
その他にも、
中にリブが付き、2重構造になった袖口や、
ジッパーの上からボタン止めになったこれまた2重構造のフロント、
などなど、
対冬将軍対策がバッチリ!
そんな屈強なデッキジャケット、
地道な任務の中で陽に曝され、
風雨に耐えた相棒は当時彼らの誇りでもあったことでしょう!
ちなみに補足しておくと、
N-1とは、ジャケットだけではなく、
N-1ウィンタートラウザー・N-1ウィンターグローブなど、
システム全体に使われるナンバーです。
そして、Nシリーズは用途で数字が分けられ、
それぞれ、
N-1(甲板作業・防寒用)
N-2(ヘビーゾーン用フライトジャケット)
N-3(ヘビーゾーン用フライトジャケット)
と分類がされています。
ちょっと脱線してしまいましたが、
どっちみち甲板での作業用に使うわけでもなく、
カッコ良ければそれでいいんです☆
ただ、その背景には屈強な男達の不屈の魂とそれを作るクラフトマンの思いがこもった、
熱い名品だと知っておいても損は無いですね♪
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